小学校に入学する子供に「みてねみまもりGPSトーク」を買ってみました。
子供の成長は何にも代えがたい喜びを与えてくれますが、
行動範囲は広がり、見えないところで増える危険に心配は尽きません。
健やかな成長のために心配を信頼に変えていかなければ。。とは思いつつも
育ち盛りの成長スピードに親のほうが付いて行けてない、なんてことないでしょうか。
親だって適度な距離で気持ちが追いつく時間がほしい。。
そんな気持ちに寄り添いながら、必要十分な機能を果たしてくれる素晴らしい商品でした。
今回は実際に使ってみて良かったポイントなどを紹介していきます。
「みてねみまもりGPSトーク」ってどんな商品?
「みてねみまもりGPS」はMIXI社が販売する見守りGPS商品。
子供にGPS端末を持たせることで、スマートフォンアプリを通じて位置情報の確認ができます。
あらかじめ登録した「みまもりスポット」への出発や到着を通知してくれるので、
初めて親の手を離れ一人で登下校するお子さんの安全のためにとても有用なアイテムです。
今回購入した「みてねみまもりGPSトーク」は2024年1月発売の最新モデル。
第3世代までバージョンアップしてきたラインアップに、
録音した音声メッセージを送信し双方向にコミュニケーションができる機能が付いた新製品です。
本体のサイズ感
サイズは50mm × 50mm。
トーク機能がついていない機種が48mm×48mmなのでほんの少し大きいですが、
2mmずつの差はおそらく並べでもしないとわからないレベルかと思います。
ランドセルの横に付けるに許容範囲かと思いますが、
首から下げたり手提げにつけるにはすこし大きすぎるかなと言うサイズ感。
付属のストラップだと長過ぎて事故の元なので、
カラビナ等を用意して付け替えるのがオススメです。
GPS端末の使用開始までが簡単
開封後は充電しつつ、付属マニュアルの手順に沿って操作するだけで簡単に使用開始できます。
贅沢にも手順一つに1ページ、かつ簡潔でわかりやすい構成。
ユーザーの理解しやすさをきちんと考えた好感の持てる作り方です。
案内される手順は6ステップ。
とにかく使い始めるだけなら手順の4まで行えばGPS端末の設定はOK。
注意点として、本体の購入だけで使える商品ではありません。
本体は初回購入時のみの支払いですが、その他にGPS通信のため毎月の費用が発生。
そちらの支払いのためにクレジットカードの登録が必要となります。
月額の通信費は680円(税込748円)なので、1年あたり8,160円(税込8,976円)
本体価格の5,164円(税込5,680円)を加えると初年度は13,324円(税込14,656円)必要です。
アプリの初期設定も簡単
アプリの初期設定も簡単。
画面の案内に従って手順を追っていけばまず迷わないはず。
はじめて利用の場合はまずメールアドレス等の基本情報を登録します。
その後GPS端末本体の底部に記載のIDを入力することでアクティベートが始まります。
おおよそ5分程度で測位が完了しアプリ上に反映され始めるため、しばらく待ちましょう。
到着や出発を通知したい場所を「みまもりスポット」へ登録します。
基本的に自宅と学校の登録がメインになると思いますが、
習い事の教室などを追加で登録しておくと同様に通知が受けられます。
地図をスワイプしながら見守りスポットにしたい地点にピンをあわせて登録します。
この際に最下部のバーで半径を最小50mから最大300mまで設定が可能。
この円の範囲内に入った際に通知が送られるため、
あまり範囲を広くしすぎると到着のだいぶ前で通知が来たりするため調整は必要と思います。
アプリ上に端末の位置が表示され始めたら設定完了です。
購入の決め手
各社から様々な商品が販売されていて、正直似たような機能を持った商品もたくさんあります。
その中でも特に以下の3つを兼ね備えていたことが購入の決め手となりました。
- 音声メッセージが送れる物理ボタンがあって、直感的に操作しやすい。
- 程よいサイズと長持ちバッテリー。
- 4色展開で、子どもの好みやランドセルの色にあわせやすい。
それぞれについて詳しく説明します。
音声メッセージが送れる物理ボタンがあって、直感的に操作しやすい。
買うにあたって一番のポイントになったのは、音声メッセージを送りあえること。
アプリで現在地を確認するだけでなく簡易的にでもコミュニケーションが取れることを重視しました。
通話等に比べればリアルタイム性に欠けますが、相互にアプローチできる手段があるだけで安心感が違います。
何より音声の持つ情報量はとても大きいですから、
位置情報を確認するだけではわからない機微を伝えてくれたりもしますよね。
本体中央のボタンを押している間メッセージを録音することができます。
GPS端末から音声メッセージが送信されると通知があり、届いたメッセージをアプリで確認できます。
本体に備えてあるボタンはこの真ん中の一つだけ。
親がアプリからメッセージを送ると、ボタン外周が点滅して受信を知らせてくれます。
入力も出力も、操作する箇所はこのボタンだけ。これがとても重要です。
「押してる間に喋った言葉が家族のスマホに届くよ!」
「家族がメッセージを送るとボタンが光るから、押すと聞けるよ!」
これだけで使い方はもう完璧です。
子供が使うことを考えれば、使用方法はシンプルであればあるほどよいです。
使うのが面倒であったり咄嗟の事態にもたつくのであれば、折角の機能も無意味ですから。
同級生の妹さん(幼稚園の年少さん)も見つけた途端にボタンを押しにかかっていたので、
子供の興味=機能を実現している本機のデザイン設計は大成功ですね。
ちなみに子供に持たせるGPS端末は、メッセージを受信しても音がなりません。
そのため子供がメッセージに気づくタイミングはマチマチになりますが、
親に届くメッセージはスマートフォンで即時通知されるので問題ないと思います。
一番大事な子供の困り事や助けを呼ぶ声にすぐ気付けるかという点で支障はありません。
程よいサイズと長持ちバッテリー。
公式サイトによればバッテリー容量は業界No.1の2,000mAh。
音声メッセージが送信できるタイプである本機は、フル充電で最大3週間程度使用可能とあります。
※もちろん使用環境や条件によっても違いはあるので、詳しくは公式サイトを参照してください。
位置を測定する頻度の設定や登下校で歩く距離、
音声メッセージを送る頻度それぞれが高くなるほどバッテリーの消費量は大きくなります。
使用状況によって実際のバッテリー持ちは異なりますが、充電の頻度は少ないに越したことはありません。
バッテリー容量が大きい分、本体のサイズも大きくなるのは必然ですが、
サイズ感からボタンが押しにくいなどということはありません。
むしろ変に小型のものよりしっかりホールドして使いやすいようです。
4色展開で、子どもの好みやランドセルの色にあわせやすい。
本機はホワイト/ブルー/グリーン/ピンクの4色展開。
昔と違って今の子供達は様々な色のランドセルを使っているので、
カラーバリエーションがあると色合わせがしやすくて助かりますね。
まだ小さいなりに好みやこだわりもあるので、「この色は嫌!」なんて主張にも付き合いやすくなります。
幼稚園時代はピンクや赤、紫が大好きだった我が子が選んだのは「グリーン」。
子供とのコミュニケーションにつながる商品はとても素晴らしい。
我が家ではランドセルの横につけてますが、
日々大暴れの子供にむき出しの本体が心配な場合はこんな商品もあります。
公式の商品なのでサイズや色合わせも安心、
カラビナ付きだからデフォルトのストラップと違って取り回しも便利ですね。
最後に
以上、「みてねみまもりGPSトーク」の特長や商品を選んだについてまとめました。
手のひらサイズに安全への願いを込めた、子どもと親の成長に寄り添う商品でした。
使う人のことを考えて作られた商品は、そこにあるだけで嬉しくなりますね。
あなたの商品選びにこの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
2024/04/15追記 GPSが反応しない?
数日運用した結果、本日朝から全く測位されない状況でした。
結果的にアプリ上の表示がバッテリー残量30%となっていたものの、
この時点でバッテリー切れになっていたようです。
子供の帰宅後に充電開始したところ間もなくバッテリーが切れると通知が届きました。
アプリのお知らせを確認したところバッテリー消費に問題があることが判明したため
ファームウェアの更新を5月初頭に向けて進めているそうです。
本来バッテリー消費を抑えるために静止時は測位を停止するはずのところ
意図しないタイミングで測位が行われ、想定以上にバッテリーが消費される不具合とのこと。
今回の症状がこちらの不具合と関連するものかは不明ですが、
購入を検討している方はしばらく様子を見たほうが良いと思われます。
どちらにせよ品切れのため再販予定が6月のようですので。。
2024/04/16追記 GPSを持たせといてよかった!
本日学校を出発した通知を受けてMAP上で見守っていたところ、
突然本来の通学路を外れて歩いている表示になりました。
慌てて妻に連絡して迎えに行ってもらったところ、
途中まで通学路が同じ子たちに着いていっておしゃべりしていたらしいです。
GPS端末を持たせておいて本当に良かった。。!
帰ってこないけど居場所の検討もつかないなんて事態を考えると。。
ちなみにバッテリーを充電した本日は全く順調に測位していました。