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ドコモ光10Gへの乗り換えでプロバイダーを変更したら、切り替えのタイミングに苦労したお話。

くらしと通信

近頃各社10Gbpsの光回線対応エリアが広がっていますね。

うまいこと対応エリアに入って検討してる方もいるんじゃないでしょうか。

ネット回線なんて速ければ速いほど良いですからね。

今年に入って自宅あたりが対応エリアになっていたので
フレッツ光1Gbpsの契約から転用でドコモ光10Gbpsへ変更してみました。

ところがこれまでのインターネット契約と同じだと考えていたら、
プロバイダーの変更作業がうまく進まなくて、大変だったんです。。

その原因はIPoE接続に対する理解不足。

契約時に色々検索したけどあんまり情報が見つからなかったんで、
経緯や解決の流れなどまとめておきたいと思います。

同じようなことで困った人のお役に立てれば幸いです。

プロバイダーの切り替えが上手くいかなかった理由

今回は使っていたプロバイダーが10Gbpsに対応してなかったので
回線の事業者及び速度変更とプロバイダーの変更が同時でした。

結論から言うとプロバイダーの切り替えが上手くいかなかったのは
「旧プロバイダーのIPoEオプションが解除されていなかった」
から。

IPoE接続では1回線に対し1契約しか出来ないので
旧プロバイダーのオプションが邪魔して進行不可の状況に陥っていたんですね。

開通まで結局3日程度ネットが使えませんでしたが、
IPoEオプションを解約することで無事開通することが出来ました。

接続方式によって認証方法に違いあります

インターネットの接続方式には「PPPoE」と「IPoE」があります。

細かい違いや仕様はここでは割愛しますが、簡単にまとめると以下のようになります。

  • PPPoEは通信速度の上限が1Gbps、IPv4のみ対応
  • IPoEは通信速度の上限が10Gbps、IPv6のみ対応(ただし「IPv4 over IPv6」を利用して両方に接続可)

つまり10Gbpsの回線である以上、必然的に「IPoE」接続になるんですね。

プロバイダーのネットワーク終端装置で認証を行うPPPoE方式と違って
IPoE方式では回線の契約情報を参照して直接接続します。

つまり1回線に対し1契約しか出来ないんです。

今回は旧プロバイダーのオプションが回線に紐づいていたからダメだったんですね。

なんで状況を正しく理解できなかったのか

そもそも最初はプロバイダーの切り替えが進んでないことに気づきませんでした。

契約前に問い合わせて古いプロバイダーの解約は開通後で大丈夫って聞いてたから
とりあえず開通するまではほっときゃいいんだな〜程度の認識でした。

ところが数日待っても一向に開通しません。

ドコモからレンタルルーターを借りていて開通を待ってたんですが、
開通すると青く光るという「データ通信」ランプが全く点灯せず。。

ヤキモキしていたところに自前で用意していたBUFFALOの10G対応ルーターが届きました。

そもそも開通してないなら意味ないよな〜と思いつつも
念のため繋ぎ変えてみると、なんと、普通にネットに繋がるじゃないですか。

しかもこれまでに比べ通信速度が上がってるから、
これは使えるようになったのでは!とかなりはしゃいでました。

今思えばこれが状況の理解を遅らせる一番の原因だったかも知れない。

これまでの話で何となく分かると思いますが、
この時点では旧プロバイダーの情報で接続されています。

結局このあとドコモ側から状況を告げられるまで全く気づかず過ごすことになるのでした。

これから契約する場合はここに注意!

自分の契約回線がIPoE接続かどうか確認しましょう。

もしわからなかったら「IPoE 接続確認サイト」で検索すると
接続情報を自動で判定してくれるサイトが色々出てきます。

どのサイトでもいいんですけど、参考としてOCNの接続環境確認の場合は以下のイメージです。

引用元:OCN | 接続環境確認

IPoE接続だった場合、回線と紐づいた情報を削除しなきゃいけないです。

使用しているプロバイダ等それぞれの環境によると思うので、
新しい契約の工事日程等を確認して変更前のプロバイダーに連携すると良いでしょう。

回線事業者の廃止についてはドコモ側で対応してくれるけど
プロバイダー側へは自分で連絡する事になっているようだったので。

以下はahamo光へのきりかえの場合として小さく注釈が記載されてますが、
問い合わせた感じドコモ光も同じようです。

お客さまご自身で変更前プロバイダに工事日(切替日)をご連絡ください。変更前プロバイダでIPoE方式の廃止ができていない場合、IPv6通信の開通ができずインターネットがご利用いただけない期間が発生することがあります。

NTT docomo | 他社光サービスからのきりかえ(事業者変更) https://www.docomo.ne.jp/internet/hikari/collabo_change/

この辺が上手く繋げれば、インターネットが使えない期間は最小で済みます。

あと利用できない期間は必ず発生するみたいですね。

数日でも困るケースは結構あると思うので注意です。

今回のケースでは完全に開通するまで3日ほど要しました。

「ドコモ光 10ギガ/ahamo光 10ギガ」のお申込みに伴い「プロバイダ変更(プロバイダ接続方式の変更を含みます)」が必要な場合において、工事日当日または翌日より、数時間から数日間インターネット接続の一部または全部がご利用いただけない期間が発生します。

NTT docomo | 他社光サービスからのきりかえ(事業者変更) https://www.docomo.ne.jp/internet/hikari/collabo_change/

加えて工事日は朝5時からネット繋がらなくなるので気をつけましょう。

よくよく見ると案内に記載されてるんですが、全く知らずに朝イチから右往左往しました。

さいごに

回線業者を変えようとか、プロバイダを変えようとか、あんまり考えないかも知れません。

一度契約したっきり使い続けるのはよくあるケースです。

その中でも明確に速度アップに繋がる10Gへの変更は十分動機になるでしょう。

しかしながら久しぶりに契約を見直すとなったらいろんなトラブルが起きるかも知れません。

この記事がそんな困り事を解決する一助になれば幸いです。

これから契約してみようかな?という方は、覚えておいてもらえると嬉しいです。

それでは。

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